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#45 そうだゲームしよう!

last update 最終更新日: 2025-07-15 22:56:05
「この星を征服しにきた宇宙人の末裔してます!スーパーVTuberのYURAです!今日はゲーム配信やってくよ〜!」

――毎度思うけど挨拶落ち着かないよな

――固定の挨拶とか覚えてられないかららしいぞ?

――いつも違うならミスがミスにならないってか?

――そういうの覚えられないのは作者もらしい

――ちゃんとしたの考えるのめんどくさいし……

「一人くらいなんのゲームやるのか興味持ってくれてもいいと思うんだよね、私。えーっとですね、今回やるのはネットに転がってた10円育成レースゲーとなっております!いぇーい!」

――クソゲーの匂いしかしないんだが……

――奇遇だな、俺もだ

――値段からしてもうお察しなのよね

――ひとまず見ようぜ!きっと俺らのYURAちゃんが予想の遥か上の衛星軌道上を回ってくれるからさ!

――YURAちゃんが……お星様に……

「おいコラ勝手に私を殺すな!このゲームはなんと!平均評価が驚異のおよそ星5.0!凄いですねぇ〜!最高評価の星5が付いたのが何故か全部同じ日のほぼ同じ時刻でした!なんと言うかもういっそ清々しい!」

――どっからどう見てもサクラで草

――隠す気皆無やないですかいwww

――もはや某サクラ確認サイトさんもまさかのオープン具合で涙目ですわ

「サクラチェ……某サクラ確認サイトさんとこ覗いたらなんて書いてあったと思う?そのゲーム……サクラ度0%だってさ!もうよく分かんなくなってた!当作品はフィクションです。実際のサイト、団体とは一切関係がありません。あれ?私今誰に喋って……。まぁいいか、さっそくゲーム画面を映していきますね!」

――レースゲームかぁ〜乗り物系かなぁ

――クソゲーだし障害物競走的なのかもよ?

――敵避けながらジャンプする的なかぁ〜

――ワクワクてかてか!

「あ、そうそう!今回のゲーム、レースゲームはレースゲームでも陸上競技です!時に煽り合い、時に邪魔をし、時に流血もするあの陸上競技!そして!漂うクソゲー臭!スポーツマンシップに則って張り切ってプレイしていきましょう!」

――えーっと……俺らの知ってる陸上競技と同じ?

――言いたいことが分からんでもないけども

――やってるの一部だヨ!怖い競技じゃないヨ!

――スポーツマン……シップ?

――ダイタイソンナカンジダヨ!
結城 木綿希

陸上競技の説明に関しては実際に選手として活動して感じたことですね。人を風よけとして使い潰してラストスパートで引き離す。それが陸上競技です。 ※個人の感想です。 流血に関してはアドレナリンどばどはで気付けないんすよね。煽り合いは……レース後に友達煽って一段落したら「次は叩き潰す」「返り討ちにしてやんよ」と言い合ってましたね。青春だなぁ〜...( = =) トオイメ ※個人のかn(ry

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  • 憧れに手を伸ばせ   %

    「やぁ諸君!みんなYURAちゃんだぜ!ドンドンパフパフ!ふぅーー!」――どしたんよ急にそんなテンション高くてしてさ、頭でも打ったん?――とち狂ったんじゃね?――何言ってんだお前、普通にいつも通りのYURAちゃんだぞ?YURAちゃんの様子がおかしいのはいつもの事だぞ?――ナチュラルに頭おかしいヤツ扱いされててほんまに草生える!「聞いて驚け!僕は謹慎を解除されたのだ!」――謹慎!?何して……あ、なんかひまわりネキの配信で言ってたね。なんか無理しすぎて社長直々にストップかかってたって――ん?その状況でなんでひまわりネキの配信にいたん?謹慎中ならいくら先輩の配信とはいえ出ることなんてできないはずじゃ……――先輩に誘われて断れなかったって建前のもとに勝手に配信に参加したらしいよ?――で、その後YURAちゃんは逃げたと「そんな逃げるわけないじゃん!(まぁ、一度は逃走したけども。)ちゃーんと社長とマネージャーと保護者からガッツリめに怒られましたー!というわけでもう二度と無理はしません!ここに宣言します!無理せず長く活動をできるように頑張っていくので今後ともよろしくお願いします!と、言うわけでいつも通りやっていくよ!」

  • 憧れに手を伸ばせ   #92 意外と真面目なひまわりちゃん

     ぐすん……めっちゃ怒られた。ノリでコラボを始めるのはいいけどちゃんとマネージャーに根回ししろって言われた。あと、配信止められてるのわかったならキリいいタイミングでコラボ終えて休ませるとかできることあっただろって。 ごもっともすぎるよ。でも、でもだよ?YURAちゃんにも原因があると思わない?そしたら社長が「たしかに俺もYURAが先輩に誘われて断れなかったなんてシチュエーションは全くイメージできない。実際えーやだーとか言って断るだろうな。それは裏での話だ。配信中にリスナーにも聞こえる形でコラボの話を持ちかけられたらどうだ?あいつはあれでいてなんだかんだ空気を読むし、気も使う。まぁラインのギリギリ手前で暴れてるからタチが悪いとも言うがな。ま、そういうわけだから。今後は今その場で言うことによる影響とかも考えるように。いいな?」 私はぐうの音も出なかった。「ぐう!」 違う。これはぐうの音が出たんじゃなくてお腹空いてたからお腹が鳴っちゃっただけ。ちょっとお腹に何か入れておくか。 まぁたしかに"もぐもぐ"頑張りすぎちゃってる"もぐもぐもぐ"YURAちゃんのストッパーになるべき大人がそれを真っ当出来てないことの責任を"もぐもぐ"YURAちゃんにぶつけるのは違うよね。やる気があるのは"もぐもぐもぐ"いいことなんだから。"ゴクンッ"あとは大人が無理しすぎないように体調とかに気を使っていけば済む話。 なんかこんなキャラじゃないのに真面目に考えすぎてちょっと脳みそ疲れちった。寝よ寝よ。んじゃ、おやすみなさーい。「スピーースピーー」

  • 憧れに手を伸ばせ   #91 ひまわりちゃんの受難

    「ふぅ……お疲れ様でした〜!」「今日はありがとねYURAちゃん!おかげでいつもより盛り上がった気がするよ!」"ブー……ブーブー……ブーブー"「ねぇYURAちゃん。」 あ、やばいめちゃくちゃ嫌な予感する。これは逃げなきゃまずいか?「なんですか?ひまわりせーんぱい!」「なんかさぁ、社長から電話きたんだけど……。」 よし、逃げよう!たぶん配信用の社用携帯だろうし切らないと電話出れないよね。なら私から抜けるのも優しさってやつだ!「あぁ、それは緊急事態ですね!早く電話出ないと!それじゃ邪魔しちゃ悪いんでぬけますね。お疲れ様でしたー失礼しまーす!」"ブツッ"「え?」◇◇「も、もしもーし……夏風ひまわりです。蒲萄社長、何かありました?」「何かありました?じゃないだろ?ひまわり、お前も俺の要件わかってるんだろ?」(あ、オワタ……) なんだかんだ楽しく終わることが出来た配信の直後にきた一本の電話。それこそが彼女の身に降りかかる長い長い不運な日々の始まりであった。 やめて!久しぶりのコラボがノープランで始まったせいでひまわりちゃんはもう限界!社長にまで詰められたらひまわりちゃんの心がへし折れちゃう! お願い!諦めないでひまわりちゃん! そこで諦めたら怒られるのは貴方だけになっちゃう!それに、本来怒られるべきYURAちゃんのことはどうなるの? 頑張ってひまわりちゃん!今を耐えればきっと希望はあるから! 次回「ひまわり死す」デュエルスタンバイ!

  • 憧れに手を伸ばせ   #90 強いて言うなら事務所が悪い!

    「先輩先輩!配信中ですよ?いつまでそんなこの世の終わりみたいな顔してるんです?もっとシャキッとしてもらわないと!もう!」――めちゃくちゃいい笑顔で煽りよるわこいつwww――それな、めちゃくちゃ自然に言ってるけど元凶なんだよなこの子――なんというか許せちゃいそうな雰囲気をまとってる――しっかり者の後輩風。あくまで風――ガチで草「お前誰のせいだと思ってんのマジで!いやほんとお前マジでさぁ……」「私は誰も悪くないと思ってますよ?強いて言うなら事務所ですかね。」――あぁなんか落ち見えたかも――奇遇だな俺もだ――口八丁で誤魔化されてなんとなく有耶無耶になって終わると見た!――いやでもひまわりちゃんもいい歳した大人だよ?さすがにこんな一歳の女の子にコロッと……される気がしてきた――誰か一人くらい信じてやれよ――そうは言いつつも皆信じてるさ、ひまわりちゃんのチョロさを「は?どう考えてもお前が悪いだろ。」――おおっと!ここでしっかり言い返した!――この反論どう見ますかYURAちゃん側のリスナーの皆さん――そうですねぇ、追求を一旦止めてしまったのが悪手でしょうね。――というと?――ユラちゃんとひまわりちゃんがまともに言葉でやり合って勝てる見込みはないんです。ここでの切り返しでそのまま押し切って先輩の言葉ということで強引にでも飲み込ませるべきでした。――長いから3行で――最後のチャンスを無駄にした。ひまわりちゃん負け確。「まず、現状の整理からしていきましょうか。一つ、私が配信を禁止されてることを先輩は知らなかっただけ。二つ、私は暇を持て余していたからコラボの予定が今後入った時の予習がてら先輩方の配信を漁ろうと思っていただけ。三つ、何も知らない先輩の誘いに私が応じただけ。ほら、何も問題はないですよね?」「う、うん……た、しかにそんな気がしてきた。そういうことなら問題はない……のかな?でも事務所の問題って言うのは?」――実況の言う通りになったな。YURAの屁理屈も間違ってはないけど、そこにYURAちゃん自身のあ、これ使えるなって下心があったから誰も悪くないわけが無い――ほんとそれ↑――やっぱりユラちゃん天才を自称するだけあって頭の回転めちゃくちゃ早いのな――頭の回転もそうなんだけど、どちらかと言うと引き出しの多さじゃないかな――あぁ

  • 憧れに手を伸ばせ   #89 配信できるぜやったー!

    「それじゃ我らがピオーネのスーパー新人VTuberのYURAちゃんとのコラボでーす!はい!みんな拍手ー!それじゃあひとまず自己紹介お願いしていい?」「もちろんです!人生二周目の天才ロリっ子VTuberのYURAです!大先輩の足を引っ張らないよう頑張ります!」――大先輩の足をってアレ?ユラちゃんのチャンネル登録者って何人くらいいたっけ?ワンチャンひまわりちゃんが負けてね?――いや、まだギリ勝ってる――良かったなひまわりちゃん、先輩としてのメンツはギリ守れてるぞ!――まぁ、ギリだけどな!「ありがとYURAちゃん!おいこらコメ欄うるせぇぞ!じゃあ次はYURAちゃんの目撃情報が極端に少ない件について教えて貰っていい?話聞く限りじゃ見てないわけではないみたいだけど。」「それは……私は天才だからなんです。」「ん?」――さすがの俺らもクエスチョンマークだらけやわ――ワイも天才やからわかる、きっとながら作業してるからやな――適当言うなカス――ひまわりちゃんの枠に天才とかいるわけないやろ――寝言は寝て言え、いやもう黙ってろ――ボロくそで草「動画編集もMIXもイラストもモデリングも全部自分で出来るので、全部やると時間がやっぱりその分長くかかっちゃうじゃないですか。となるとより多くの時間を確保するために色んなことを同時進行することになるわけで。配信視聴も作業しながらなんですよ。」――な?――コメ主のドヤ顔が目に浮かぶ――ほらそこ!コメント欄内で会話しない!――枠主が混乱してこっちに助け求めてるよ!――しゃーないなぁ誰か答えといてー――お前ちゃうんか、ほな俺がやるか。やりたいことがいっぱいあって、それをやる能力も持ってると。だから全部やってて手が離せない。それで配信は見てるけどコメントはできない。「あ、なるほどね!作業BGM的なってことか!え?生き急ぎすぎでは?もっとゆっくりしよ?」「前半は端折るんですけど、何事かをなすにはあまりにも短いって名言あるじゃないですか。そういうことです。人なんていつ死ぬか分かりませんしね。母もまさか私を遺すことになるなんて思ってなかったでしょうし……。あ、今は祖父母がいるので大丈夫ですよ?」――重いね……――そうなんだ、ユラちゃんお母さんを……――俺ちょっとチャンネル登録してくる――俺も俺も――チャンネ

  • 憧れに手を伸ばせ   #88

    「そういえばユラちゃんがうちの事務所の配信にいるの珍しくない?なんかそんな気がする。」YURA――実は色々事情がありまして……――今更だけど、ひまわりちゃんはみんなの妹なわけじゃん。ならさ、ユラちゃんじゃなくてユラお姉ちゃんって呼んだ方がいいんじゃない?――そうだそうだー!妹なら妹らしくちゃーんとお姉ちゃんと呼ぶんだー!――妹ちゃーんほれほれー!「クッ……ユ……ラ……おね……ちゃん……。うわぁぁぁぁぁぁぁぁん!もうヤダ配信やめたい!ふて寝したい!あたし年上なのに!先輩なのに!うわぁぁぁぁぁぁぁぁん!」――泣いちゃった……――しょうがないね、妹ちゃんだからね――ちょっと男子ー!サイテー!――ひまわりちゃん泣いちゃったじゃーん!――あんな小さな女の子相手にいい歳した大人が揃いも揃ってさー!「やめて……もうやめて……話題変えよ?ね?ほら、ユラ……オネエちゃんが配信に現れない原因をしようよ!」――しゃーないなぁ――という訳でユラちゃん!――あとは任せた!YURA――え、えっと……任されまし……た?アレなんか通話かかって……ひまわり先輩?(ど、ど、どうしよう!今日仕事したら絶対社長とマネちゃんに怒られる!でも私みたいな事務所に入りたての新入りがひまわりさんみたいな大先輩からの通話に出ないわけにもいかないし……。いや待てよ?出ないわけにはいかない……か。これ使える!新入りって立場で先輩の話を断れなかったってことにすれば怒られるのはひまわり先輩!これで怒られることなく配信ができる!)「はい、YURAです!ひまわり先輩!リスナーの皆さん!改めてよろしくお願いします!」(ふっ……計算通り!)

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